心理のあや
今日の日経の「当世マンション事情」というコラムに、マンションを探索中の男性のコメントが載っている。
「大手の物件には安心感がる。」
昨年からのマンション耐震強度偽装事件をうけて、「不安感は薄らいでいる」(不動産経済研究所)とはいえ、やはり安全に対する欲求は高いようである。
そこで男性の発言であるが、大手だから安心という。これもブランドがひきだした結果の一種だと思われる。
大手=安心というイメージをブランドが持つ「品質保証機能」が拡大されたものである。
そこには大手マンション会社自体のブランド力より、「大手」だから安心という、ある種日本人にありがちな消費行動が透けて見えるのは私だけであろうか。
もちろん、大手マンション会社は多額のマーケティング費用を要して、大手というブランドアイデンティティを確立するようにマネージメントをしてきたわけであろうが、はたして本当に「安全」にという保証がなされているかは不透明である。
ブランドがもつ落とし穴。知名度であったり、広告活動による好感度であったりするものが、ブランド力とほぼイコールになっているように消費者が受け入れられたとき、その製品の本当の力が理解されているかがベールにかぶったままになってしまうことがあるのではないか。
ブランドは製品力であり、製品を市場に提供しつつける仕組力である。この2つが相まっていることをわすれてはならない。特に、広告する側(広告会社等)が肝に銘じてコミュニケーションコンセプトを作成しなければならない。(でも、できてないことが多いんだよね。クライアントから資料わたされ、それを鵜呑みにして表現するしかないことが)
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